29,841社が登録する建設工事受発注プラットフォームCraftBank(クラフトバンク)

建設会社のビジネスマッチング/外注・発注・協力会社探し【建設業界企業検索クラフトバンク】 協力会社を探す 案件を探す クラフトバンクオフィス セミナー 職人酒場 クラフトバンク総研
会員登録(無料)

防水施工技能士

防水施工技能士の概要

ぼうすいせこうぎのうし

防水施工技能士は、建設現場では欠かせない防水工事を行う技術者である「防水工」の技量を認定する国家資格です。名称独占資格ですので、この資格がないと防水工事ができないというものではありませんが、防水工事に関する優れた技能者としての証明となるので、防水工事を行う会社などではキャリアアップのために取得する方の多い資格です。



防水施工技能士とは?

防水工事はビルや家などの建築物だけでなく、ダムや橋脚などの大規模な構造物の工事現場や保全現場でも欠かせない工事です。将来的に一定の需要が必ずある分野ですが、工事に関する技術は種類が多く、専門的な工法を覚えていかなければならないので、熟練の防水工は慢性的に不足気味になっています。そのため、防水工として熟練の技術を身につけると、就職や転職に有利になるだけではなく、独立して会社を立ち上げる方も少なくありません。このような防水工として一定の技術を持っていることを証明するために、「防水施工技能士」という資格が設置されました。この資格は厚生労働省が主催する国家資格です。

防水施工技能士は1級と2級に分かれていて、2級は中級技能者、1級は上級技能者といったイメージです。この資格を取得しなければ防水工の仕事ができないというわけではないので、あくまでも資格者のみが名乗ることができるという名称独占資格にあたります。資格取得者は防水工としての高い技能を持っているとされるので、建設会社や工事会社内でのキャリアアップ、他社やクライアントに対するアピールとして資格を名乗ることが非常に役立つことでしょう。

防水工は比較的安定した年収の得られる技能職で、平均年収は500万円前後のようです。塗装会社に就職することも多く、塗装工とかねて仕事をしている人も多くいます。ただし塗装工と比べても工法や専門知識の量が格段に多いため、専門特化して防水工事専門の技能者となった方が将来的に職人としての差別化ができます。防水技術は日々新しくなっていくので、新しい工法や知識についても常にアンテナを張っておく必要があるようです。