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酸素欠乏硫化水素危険作業主任者

酸素欠乏硫化水素危険作業主任者の概要

さんそけつぼうりゅうかすいそきけんさぎょうしゅにんしゃ

酸素欠乏硫化水素危険作業主任者は、建設業に関する国家資格のひとつで、酸素が少なくなるような危険な場所で労働者に作業してもらう場合に必須となる資格です。

酸素欠乏硫化水素危険作業主任者とは?

「酸素欠乏硫化水素危険作業主任者」は、「酸素欠乏硫化水素危険作業主任者技能講習」を終了した人で「酸素欠乏危険作業主任者」として事業所から選任されるために必要な国家資格です。酸素欠乏硫化水素危険作業主任者がいれば、酸欠になる場所だけでなく硫化水素が発生するような危険な場所でも作業できます。「酸素欠乏危険作業主任者技能講習」のみ終了した人の場合は、酸欠になる場所のみでの作業主任者になれます。

酸欠になりやすい場所として挙げられるのは、井戸・地下室・窪んでいる土地など周りの土地に比べて低くなっている場所、トンネルやマンホールの中、「むろ」とも呼ばれる野菜や木材などの貯蔵庫、酒や醤油などの食品を発酵させる場所、金属屑の倉庫などです。酸欠になりやすい場所での作業は、眠気やめまいなどの症状から始まって気が付いた時には動けなくなり、最悪の場合はそのまま死亡したり、脳へのダメージから後遺症が出たりといった危険な作業です。そのような危険な場所で作業員が安全に仕事をするために、正しい作業方法を指導したり換気方法が適正か監視したりするのが酸素欠乏硫化水素危険作業主任者の主な仕事です。

酸素欠乏硫化水素危険作業主任者は建設業や土木業の事業所からの求人も多く、年収の相場は300万円から400万円後半です。厚生労働省でも建設教育訓練助成金を中小規模の事業所に支給して、酸素欠乏危険作業主任者を増やす働きかけをしています。