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移動式クレーン運転士

移動式クレーン運転士の概要

いどうしきくれーんうんてんし

移動式クレーン運転士の資格を持つことで、建築・土木現場や港湾工事現場で活躍することができます。5トン以上の重量物を動かす重要な仕事を任されるため、やりがいも大きいといえるでしょう。

移動式クレーン運転士とは?

移動式クレーン運転士は、つり上げ荷重が5トン以上ある移動式クレーンを運転するための国家資格です。主にトラックやラフテレーンを運転し、荷物を吊り上げ所定の位置に移動させる仕事を行います。本来クレーンは固定されたものですが、移動式の場合はクローラーがついて重量物をつったまま移動ができます。5トン以上もの荷物を動かすため安全配慮は欠かせず、車両整備を含め非常に責任ある仕事と言えます。移動式クレーン運転士は、ほかの建築現場の仕事より重労働が必要ないので、女性でも活躍できる仕事です。実際クレーン運転士として働く女性も多く、男性と同等に仕事をしている人もいます。5トン未満の重量物であれば、移動式クレーン運転士の国家資格を持っていなくても、技能講習を受けることで仕事が可能になります。しかし、移動式クレーンの運転士として幅広く活躍することを考えるなら、国家資格を有するに越したことはないでしょう。

主な就職先は建築業界で、需要が高いので資格を持つ経験者であれば積極的に採用されるといえます。月収相場は35万円前後、年収相場は500万円前後です。女性の場合は、男性に比べ給料が低い傾向にあるようです。正社員とし働く場合は、ボーナスや各種手当などもつく比較的安定した環境といえます。また、パートやアルバイトとして勤務する場合でも、一定のスキルがあれば時給1700円以上と高額な傾向があります。移動式クレーン運転士に加え、クレーン・デリック運転士などの資格を持っていれば、どんなクレーンにも対応できる技術者として重宝されます。