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浄化槽技術管理者

浄化槽技術管理者の概要

じょうかそうぎじゅつかんりしゃ

全国には800万ほどの浄化槽があり、それを維持する仕事を担っているのが浄化槽管理士です。日本の水を守るためになくてはならない存在ですが、その上位資格として浄化槽技術管理者があります。

浄化槽技術管理者とは?

浄化槽技術管理者は国家資格であり、同じ国家資格である浄化槽管理士がキャリアアップのために目指すべき資格です。浄化槽の保守点検の業務を担い、水質検査、消毒剤や水処理剤の補充、害虫駆除などを定期的に行うという点では浄化槽管理士と同じです。その業務内容において両者に大きな差はありません。

ただ、処理対象人数が501人以上の大型浄化槽については、浄化槽管理士だけで維持管理の仕事はできず、必ず浄化槽技術管理者を置くことが義務付けられています。放流水質の規制が厳しくなっているため、大型の浄化槽の管理に関してはより深い知識と技術が求められるからです。浄化槽の管理を行っている会社にはなくてはならない存在であり、そのため、この資格を取得することで資格手当がつく可能性が高くなります。

一方で、浄化槽技術管理者の資格は基本的に実務経験がないと取得できないので、就職目的でこの資格の取得を目指す人はほとんどいないでしょう。まずは浄化槽管理士の資格を取得した後に浄化槽管理会社や浄化槽を扱っている清掃会社などに就職し、キャリアアップのために働きながら浄化槽技術管理者を目指すというのが一般的なコースです。

年収は会社によっても異なりますが、浄化槽管理士として就職した時点では200万円~250万円程度が目安です。浄化槽技術管理者の場合はある程度のキャリアを積んでいるはずなので、250万円~300万円程度が目安になると考えられます。

ちなみに、浄化槽管理士や浄化槽技術管理者と似た資格に浄化槽設備士がありますが、これは浄化槽の設置工事を行うための資格です。設置した後の点検や保守などは行わず、住宅やマンションを建築する際に浄化槽の施工図を作成したり、設置工事の指導・監督をしたりするのが主な業務です。