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左官技能士

左官技能士の概要

さかんぎのうし

左官とはコテという道具を用いて壁を塗る仕事です。また、レンガやブロック積みなども左官の仕事に含まれます。塗り上げていくだけなので、一見すると簡単そうに見えますが、実際は極めて繊細な技術と感性が求められます。

この仕事を行うのに資格は必要ありません。ただ、左官技能士という資格があり、取得していることで高い技術を有している証となります。

左官技能士とは?

左官技能士は国家資格である技能士のひとつであり、名称独占資格です。したがって、資格はなくても左官の仕事はできますが、無資格の者が左官技能士と名乗ることは禁じられています。

左官技能士の資格は1級から3級までです。しかし、3級は入門レベルの資格なので左官としての技術力を証明するものとしては1級と2級がメインとなります。1級が上級者、2級が中級者という位置づけになっており、これらは現場である程度の経験を積んだ者がキャリアアップのために取得する資格です。

一種の実績証明であり、取得することで転職する際に有利になったり、昇給などの待遇アップの対象になったりする可能性があります。左官の平均年収は300万円から400万円程度と言われていますが、資格を取得するとその額から上乗せが期待できるというわけです。

さらに、左官技能士になると1級は職業訓練指導員(左官・タイル科)の免許が取得でき、2級は免許の実技試験が免除されるため、指導員の道も大きく開けることになります。左官の世界では経験を積んで独立開業するする人も少なくありませんが、その時に資格があるのとないのでは顧客に対する信頼度が異なってくるでしょう。

ちなみに、左官に関する他の資格に「登録左官期間技能者」というものがあります。これは技術者に提案を行ったり、部下に指導や統率を行ったり。同じ現場の他種上級職の人と工程などの調整を行ったりするためのものです。どちらかというと、左官業を営む親方レベルの人に向けた資格ですが、独立開業した際にはこちらの資格取得も検討したいところです。