29,666社が登録する建設工事受発注プラットフォームCraftBank(クラフトバンク)

建設会社のビジネスマッチング/外注・発注・協力会社探し【建設業界企業検索クラフトバンク】 協力会社を探す 案件を探す クラフトバンクオフィス セミナー 職人酒場 クラフトバンク総研
会員登録(無料)

地山の掘削作業主任者

地山の掘削作業主任者の概要

じやまのくっさくさぎょうしゅにんしゃ

土木工事には土砂や岩石を切り崩す掘削作業はつきものです。しかし、それらの作業は一歩間違うと大事故につながる可能性があります。そこで、作業中の安全を確保するために現場を監督・指揮する者が必要となってきます。

地山の掘削作業主任者とは?

作業主任者は労働災害を防止するために定められた国家資格ですが、「地山の掘削作業主任者」もその中のひとつです。掘削面の高さが2メートル以上になる地山の掘削作業を行う際には、現場に「地山の掘削作業主任者」を置き、労働災害防止のために監督・指揮の任に当たらせなければならないとされています。ただし、資格を取得すれば自動的に現場の監督・指示が行えるわけではなく、実際に「地山の掘削作業主任者」となるためには事業者から選任される必要があります。また、選任された人は単に現場の作業を監督・指示する以外にも、器具、工具などに問題がないかを点検し、労働災害のリスクを考慮した上で作業の方法を決定しなければなりません。現場の安全面に関して重い責任を負うことになるのです。その代り、土木作業の現場にはなくてはならない人材であるため、待遇面では優遇される可能性が高くなり、転職の際にも有利に働くでしょう。この資格を活かした就職先としては土木建設会社や採石業者などが挙げられます。年収は掘削工の場合、40代で600万円程度が一応の目安となります。

作業主任者の中には「土止め支保工作業主任者」という資格があります。掘削作業で穴を掘った時には穴の中に入った人間が地滑りで生き埋めにならないように支保工を設置しますが、その作業の監督・支持を行うための資格です。この資格は「地山の掘削作業主任者」の役割と密接な関係にあるため、2006年以降は同時に資格を取得できるようになりました。片方だけの資格では不便なことも多いので、2006年以前に片方だけ資格を取得したという人はもう一方も取得しておきたいところです。