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土地改良換地士

土地改良換地士の概要

とちかいりょうかんちし

農業用地の生産性を向上や有効活用のために、土地改良を行う場合があります。その手続きに関し、意見を述べることで関与する専門家が土地改良換地士です。

土地改良換地士とは?

土地改良によって農業用地を整備したり、集団化したりする場合があります。具体的には農業用地の区画を変更し、整備された農業用地等の土地の所有者を決め直すのです。その際、これまで使用していた土地とは別の場所にある土地が割り当てられます。新しく割り当てられる土地のことを換地といい、この手続きを換地処分といいます。従前の土地と換地処分で割り当てられた土地は、法律上同一のものとみなされ、個別に権利の移転手続きをする必要はありません。換地処分をする場合、まず換地計画を定めて、どのような形で手続きを決めていくのかを決定します。しかし、その際、専門的な知識が必要になったり、利害関係のある人との調整をはかったりしなければなりません。そこで、公平な形で換地処分が行えるように、専門家である土地改良換地士が関与します。換地計画に対して専門的知見を述べて材料を提供するのが、この資格者の仕事です。

土地改良換地士は、建築不動産関係の資格に分類されます。したがって、建築や土木関係のコンサルタント会社や区画整理事業団体などへ就職する場合、資格は大きな武器となるでしょう。また、不動産業を行う場合、換地処分が関連するので、優遇されることが少なくありません。就職後の給料ですが、新卒の場合、月収20万から25万円程度が相場です。キャリアを積んでいくと月収30万円から40万円程度、年収500万円以上を目指せます。

土地の整備に関する専門家として、土地改良換地士と類似する資格に土地区画整理士があります。用途の変更を伴う土地の整理に関する専門家が土地改良換地士であるのに対し、土地区画整理士は用途の変更を伴わない土地の整理の専門家です。