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プレス機械作業主任者

プレス機械作業主任者の概要

ぷれすきかいさぎょうしゅにんしゃ

金属などを強烈な力で押しつけて特定の形状を作り出すプレス機械は、製造業においてなくてはならない存在であるとともにその使用には多くの危険が伴います。労働者自身が機械に挟まれるリスクの他にも金属の一部が破壊され、飛散した破片が身体に当たる可能性もあるのです。

そうした事故を未然に防ぎ、現場の安全を確保するための資格として「プレス機械作業主任者」があります。

プレス機械作業主任者とは?

作業主任者は労働災害を防止するために定められた国家資格ですが、プレス機械作業主任者もそのひとつです。資格を取得するとプレス機械での作業における指導監督ができるようになります。プレス機械の正しい操作の仕方を指導したり、安全装置の点検を行ったりする他に、異常事態発生時には適切な措置を講じて労働災害の防止に努めるのが主な役割です。ただ、プレス機械作業主任者は資格を取得すれば自動的に現場の監督的立場になれるわけではなく、事業主から選任されなければなりません。したがって、資格を取得しただけではプレス機械作業主任者とは言えず、「プレス機械作業主任者技能講習の修了者」と呼ぶのが正確なところです。

いずれにせよ、動力付きプレス機械を5台以上所有している事業所ではプレス機械作業主任者の指導のもとで作業を行うことを義務付けられています。そのため、資格を所有していれば給与などの待遇面で優遇される可能性が高い上、転職時にも有利に働くでしょう。資格を活かした就職先としては製造会社のプレス工が考えられ、年収は40歳で400万円~500万円程度が目安となります。

また、プレス加工に関する資格は他に「金属プレス加工技能士」や「工場板金技能士」などがあります。プレス機械作業主任者が作業中の安全確保のための資格であるのに対して、これらはプレス工としての技術力の高さを証明するためのものです。いずれも、特級、1級、2級などの等級に分かれており、プレス工としてキャリアアップを目指すのであれば、なるべく上の等級を取得しておきたいところです。