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コンクリート構造診断士

コンクリート構造診断士の概要

こんくりーとこうぞうしんだんし

頑丈でビクともしないコンクリート建造物ですが、昨今は地震時の耐震強度が問題になるなど、その安全性が取り上げられている素材です。どんな素材も時間が経つにつれて劣化しますが、コンクリート構造診断士の仕事によってコンクリート構造物をより長く安全に使用することができます。

コンクリート構造診断士とは?

コンクリートはトンネルや橋梁、ダムなどの巨大な構造物や倉庫や集合住宅、店舗などの建築物に多く使用されており、頑丈な構造物を造る際には欠かせない素材です。その一方で、コンクリートは年月を経ると劣化が進み、もろく崩れるなど危険を及ぼすこともあります。そのような危険を回避するため、コンクリート構造物を診断したり、補強や補修を行ったりする専門家がコンクリート構造診断士です。適切な処置を施すことでコンクリート構造物の寿命を延ばし、安全に使用することができます。コンクリート構造診断士はすでに建造されているコンクリート構造物の劣化診断や維持管理を主な仕事とし、構造物の耐震性や耐力などの診断や提言ができるプロフェッショナルです。構造物についての基礎知識のみならず、構造性能評価についての診断や指導など高度な知識と技術が求められます。似た資格に「プレストコンクリート技士」がありますが、こちらは新しくコンクリート構造物を造る際の設計や施工を担う専門家です。

コンクリート構造診断士は国土交通省や一部の都道府県が発注する業務において技術者として高く評価されており、工事発注の要件にもなるなど活躍が期待されている資格です。国土交通省による技術者登録制度ではトンネルや鋼橋、コンクリート橋などの構造物において、診断や点検を含む6つの区分で担当技術者として業務に携わることができます。資格を取得することで資格手当が支給されるケースも多く、給与アップやキャリアアップにつながるでしょう。