エクステリアプランナー
エクステリアプランナーの概要
えくすてりあぷらんなー
住居の外観から街の景観まで幅広く調和を図って設計や施工を行う専門家「エクステリアプランナー」。自治体の景観整備や緑化運動などの動きと相まって注目を集めている資格です。
エクステリアプランナーとは？
エクステリアプランナーとは、外壁や庭づくりなどを含む建物の外側(エクステリア)を設計したり、実際に施工したりすることで、住む人や使用する人がより快適に過ごせるよう環境の向上を図る専門家のことです。実際の仕事は依頼主の希望をヒアリングして予算に合った見積もりを作成し、合意したら使用する材料や資材を発注・施工・監理までを行います。専門的な知識や技術を持っているのを前提として、依頼主との綿密な打ち合わせにおいて提案力や交渉力などコミュニケーション力も必要とされます。個人の住居以外にも公共施設や庭園なども対象となり、改築や増築の場合にはすでに建っている建物との調和を図りながら仕事を進めていくことになります。
インテリアコーディネーターの資格は多くの人が知るところですが、こちらはエクステリアプランナーに対して建物の中の壁紙や家具など内装に関わる資格です。エクステリアプランナーの資格を持っていることで、設計事務所や建設会社・ハウジングメーカー・造園会社などでの就職が有利になるでしょう。また、他の資格を取得することでより幅広い知識や技術を身につけ、独立開業する人もいます。昨今では多くの自治体で景観の整備や緑化運動を推進する動きが増えており、「景観条例」や「まちづくり条例」が施行されています。それに伴い、これからますますエクステリアプランナーの活躍する場が増えていくことが期待されています。安全性・デザイン・景観との調和・住む人の快適さなどを総合してプラニングする専門家です。
