29,862社が登録する建設工事受発注プラットフォームCraftBank(クラフトバンク)

建設会社のビジネスマッチング/外注・発注・協力会社探し【建設業界企業検索クラフトバンク】 協力会社を探す 案件を探す クラフトバンクオフィス セミナー 職人酒場 クラフトバンク総研
会員登録(無料)

のり面施工管理技術者

のり面施工管理技術者の概要

のりめんせこうかんりぎじゅつしゃ

のり面とは、山の斜面を切り開いて住宅やインフラを建設する場合に土砂災害から建設物を守るために人工的に作られる斜面のことで、「法面(のりめん)」と書きます。

のり面施工管理技術者とは?

「のり面施工管理技術者」は、一般社団法人全国特定法面保護協会が認定する民間資格です。建設業許可における専任技術者に任命することができる施工管理技士のような国家資格ではないので注意しましょう。もし専任技術者などになりたいという場合は、この資格の他に土木施工管理技士などを取得する必要があります。

民間資格とはいえ、のり面工事は山の斜面を切り開き、建設物が地震や豪雨などの災害で土砂に埋まらないように安全な斜面を造成するための重要な工事で、施工目的や各状況に合わせた高度な知識や技術力を必要とします。そのため、のり面工事にたずさわる建設会社では資格を所有する技術者が多く、平成11年からスタートして現在有資格者の数は約3,600人存在します。大小の建設工事を請け負う建設会社の施工管理を行う技術者が資格保有者の多くを占めており、土木施工管理技士の資格を持っている方も多いようです。

資格者の多くは現場での管理職に就く方ですので、建設業界では管理職としての待遇を受けることになります。また、のり面工事が必要とされる現場は住宅建設工事や公共工事などの比較的大規模な工事現場となるので、資格者の勤務している建設会社の規模も大きなものとなる傾向にあるようです。建設会社に勤務している方にはキャリアアップとして、中小の建設会社にお勤めの場合は転職の際のキャリアアップとして期待できます。豪雨災害や地震災害への備えは日本各地で急務となっていますので、のり面工事への需要は今後ますます高まってくることが予想されます。